ドーピング(doping) ~ ドーピングとは競馬に”出走すべき馬につき、その馬の競走能力を一時的にたかめ又は減ずる目的で薬品又は薬剤を使用する”こと

ドーピングとは競馬に"出走すべき馬につき、その馬の競走能力を一時的にたかめ又は減ずる目的で薬品又は薬剤を使用する(競馬法)"ことであり、使用する薬物をド...

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運動器障害の局所療法 ~ 全身適用薬としては非ステロイド系消炎薬が用いられる

筋、腱、関節の非感染性炎症の局所治療薬について。これらの疾患は馬や犬での跛行の最も大きな原因です。全身適用薬としては非ステロイド系消炎薬が用いられる。 ...

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外用剤 ~ 外用剤は皮膚、外表粘膜、外表に近い粘膜に用いる。

外用剤は皮膚、外表粘膜(眼粘膜)、外表に近い粘膜(口腔・生殖器粘膜など)に用いる。 皮膚の特色 皮膚は20層以上の角質細胞層から成り...

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子宮収縮薬(oxytocics) ~ 分娩後の子宮の弛緩性出血を防止したり、分娩前の陣痛を亢進させるために使用される薬

オキシトシン(oxytocin) 下垂体後葉の分泌する子宮収縮ホルモンであるが、医薬品としては合成品が用いられる。 体内動態 ...

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肉牛肥育に応用される蛋白同化薬(anabolics) ~ 牛では雄性ホルモンや黄体ホルモンだけでなく、卵胞ホルモンも蛋白同化促進作用を示す

牛では雄性ホルモンや黄体ホルモンだけでなく、卵胞ホルモンも蛋白同化促進作用を示す。 これらのホルモンの徐放性製剤を肉用肥育子牛の耳介皮下に植込...

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重金属解毒薬(heavy metal antidotes) ~ 重金属中毒の解毒に用いる薬物はいずれもキレート化物質

重金属中毒の解毒に用いる薬物はいずれもキレート化物質(chelators)です。 共通的性格 科学的特色 キレート化物質と...

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家畜の重金属中毒 ~ 家畜の重金属中毒は公害防止関連の規制が厳しくなるにつれて激減している

鉛中毒(lead poisoning):中毒の原因と感受性 犬 米国では子犬の鉛中毒が多い。廃屋からの木切れを口にくわえるためです。...

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脂溶性ビタミン ~ 脂溶性ビタミンはA、D、E、Kであり、いずれも側鎖がイソプレン重合体になっている

ビタミンは人の栄養学を基準にして類別されているので、家畜ではビタミンとはいえない物質も含まれている。鶏はビタミン要求性が強く、Cを除く殆ど全てのビタミン...

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水溶性ビタミン ~ チアミン、ニコチン酸、コリン、ビオチン、(付)タウリン

水溶性ビタミンは欠乏症の予防治療に用いるだけでなく、反芻動物のルーメン微生物への作用を期待した用法にも用いる。 チアミン(thiamine, ...

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ホルモン薬とホルモン拮抗薬 ~ ペプチド系ホルモンとステロイド系ホルモンの動態の比較

ホルモン薬の種類と特色 一部の例外を除けばホルモンはポリペプチドかステロイドですが、ペプチドホルモンとステロイドホルモンの体内動態や作用機序は...

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甲状腺ホルモン薬~甲状腺機能抑制薬~甲状腺機能不全~甲状腺機能亢進

甲状腺ホルモン薬 ●甲状腺乾燥粉末 豚や牛の甲状腺から作る。 甲状腺機能不全に筋注か皮下注で用いる。 レボチロキ...

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インスリン(insulin) ~ 糖代謝の異常に用いる薬物

天然インスリンは豚、牛の膵臓から抽出し、その最終段階で酢酸亜鉛を加えて亜鉛塩を沈殿させる。 分子量約6千のペプチドであり、2個のペプチド鎖がS...

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糖代謝異常疾患と薬物療法

糖尿病(diabetes mellitus) 5才以上の雌犬に多い疾病であり、雄犬とかその他の動物種では稀です。 多くの場合、膵の疾...

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Ca, P, Mg代謝異常に用いる薬物

カルシウム化合物(薬理作用) 注射と経口投与 細胞外液中のCa濃度の恒常性は高く、20%を越すような変動は体内器官の機能に重大な影響...

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Ca, P, Mg代謝異常と薬物療法

クル病(rickets) 成長期動物の骨の化骨不全症で、長骨末端の肥大や変形が特色。跛行がみられる。 病因 VDとPの一方...

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哺乳期子牛 ~ 第二胃溝反射

新生子牛の前胃(1~3胃)は未発達です。一般に2ヶ月で成熟形態に発達し、3ヶ月で体型相対比が完成する。 この速度は給餌飼料の種類によって著しく...

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家畜におけるCa, P, Mg ~ 家畜にはCa, P, Mgの適切な給餌が必要であり、平衡異常の疾病が多い

家畜にはCa, P, Mgの適切な給餌が必要であり、平衡異常の疾病が多い。 Ca必要量 成長期動物 成長期には骨の成長の為...

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止瀉薬(antidiarrheals, 抗下痢薬) ~ 家畜では下痢の発生頻度が高いので止瀉薬は動物用医薬品のうちでも重要な位置を占めています

家畜では下痢の発生頻度が高いので止瀉薬は動物用医薬品のうちでも重要な位置を占めています。子牛の下痢症での血液所見を健康の場合と比較した場合、下痢は全身の...

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反芻胃異常に用いる薬物

反芻動物が摂取した飼料のうち線維などの炭水化物はルーメン内ですべてが低級脂肪酸に変り、蛋白などの窒素化合物は全てがアンモニアに変る。 この脂肪...

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瀉下作用・下痢の発生機序  

病的な下痢でも下剤による下痢でも糞中の水分は多くなる。水分排泄の増加に伴ってNa⁺、K⁺、HCO₃⁻の糞中排泄も増加するので、下痢によって脱水症やアシド...

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下剤(瀉下薬、laxatives, cathartics) ~ 下剤はその作用の強さによって軟下剤、緩下剤、峻下剤に分ける

下剤はその作用の強さによって軟下剤(laxatives)、緩下剤(cathartics)、峻下剤(drasticpurgatives)に分ける。峻下剤は...

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催吐薬と制吐薬 ~ 嘔吐の機構

元来、嘔吐は経口摂取した有害物質を吐出するという生体防御機構の一つだとみなされている。嘔吐によって胃液が体外に出ることは、体液からH⁺とC1⁻だけが失わ...

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催吐薬(emetics) ~ 制吐薬(antiemetics)

アポモルヒネ(apomorphine) モルヒネを塩酸に溶解して密閉管に入れ、110℃に熱すると水1分子が失われてアポモルヒネになる。麻薬には...

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牛のコバルト欠乏症 ~ 成長期の幼若牛に、柔らかい牧草の多い早春期に発生し易い

子牛が2か月齢を過ぎるとルーメン機能が十分に発達し、粗飼料の摂取が多くなります。 従って多量のプロピオン酸が吸収されて利用されるのでVB₁₂の...

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消化性潰瘍の予防治療薬 ~ 豚・牛・鶏・犬猫

胃や上部小腸の粘膜は消化液の消化力に対して強い抵抗性を示すが、もし局所的に消化されて脱落すると消化性潰瘍(peptic ulcer)になる。 ...

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葉酸(folic acid) ~ 鶏は飼料中の葉酸が欠乏すると貧血やペローシス(腱の変位による運動障害)を発症します

葉酸は抗貧血作用を持つ水溶性ビタミンで、活性型は5-メチル四水素葉酸(MeH₄葉酸)です。 植物や微生物は活性型を合成するし、食料・飼料中にも...

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ビタミンB₁₂(vitamin B₁₂), シアノコバラミン(cyanocobalamin)

ビタミンB₁₂(VB₁₂)は抗貧血性の水溶性ビタミンで、分子内にコバルトを含むので赤色の結晶になる。 動物や植物にはVB₁₂を合成する能力がな...

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硫酸鉄(ferrous sulfate,経口用鉄化合物) ~ 貧血で最も多いのは鉄欠乏貧血であり、その予防治療に鉄化合物が用いられる

貧血で最も多いのは鉄欠乏貧血であり、その予防治療に鉄化合物が用いられる。 経口投与する鉄化合物には水溶性の鉄塩を用いる。硫酸鉄(硫酸第一鉄)は最も...

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デキストラン鉄(iron dextran complex,注射用鉄化合物)

デキストラン鉄は水酸化第二鉄と低分子デキストランとの複合化合物で、通常の製剤は1ml中に100mgの鉄を含有する筋注用製剤です。 人ではアレル...

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ワルファリン(warfarin) ~ 慢性的な血栓症の治療(予防)に経口投与で用いる

1920年代にカナダで変敗スイートクローバ(サイレージ)による牛の集団中毒が発生しました。この中毒は全身性の出血斑が特色であり、原因物質はクマリンの誘導...

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ヘパリン(heparin) ~ 治療薬としては急性的な血栓症に用いる

牛の肺か豚の腸粘膜から得られる抗凝固性のムコ多糖類。 分子量は5千~1万5千で分子内単糖の殆どが硫酸化されているので強酸性の物質です。Na塩か...

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アミノカプロン酸(ε-aminocaproic acid),トラネキサム酸(tranexamic acid)

アミノカプロン酸はプラスミノーゲン活性化酵素の活性化を阻害し、プラスミンの形成を抑制する。血液凝固抑制薬の過量投与による凝固不全症に特に有効性が高い。 ...

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局所止血薬(local hemostatics)

出血局所に適用する止血薬の種類も多い。古くは塩化第二鉄による局所凝固法が用いられたし、皮下血管の出血に対するエピネフリン液の適用は現在でも用いられていま...

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ビタミンK(vitamin K, VK) ~ 全身性止血薬(systemic hemostatics)

全身性止血薬(systemic hemostatics) 血管が破綻した場合にどの程度の出血になるかは、①破綻した血管の種類・破綻の程...

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輸液 ~ 輸液の第一の目的は脱水・水分過剰などの水分代謝異常や電解質平衡異常の補正

輸液の第一の目的は脱水・水分過剰などの水分代謝異常や電解質平衡異常の補正です。 さらに手術時の腎障害防止、中毒時の毒物排泄の促進、食欲不振患畜...

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カリウム代謝

カリウムの体内動態 哺乳動物の体内には平均で50mEq/kg程度のK⁺がありますが、全体の98%以上が細胞内に存在し、細胞外液中には3.5~5...

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