
バイコックス
バイコックス2.5%は家禽類(鶏・雉類・鳩・七面鳥・ガチョウやアヒル等の水禽類)のコクシジウム症の治療(予防)に使用します。コクシジウム症を引き起こす7つのアイメリア種すべてに対して作用するトルトラズリル経口混濁液です。
2日間連続して1日、体重1kgあたり7mgのトルトラズリル(0.28ml > バイコックス2.5%の場合)
原液は高アルカリ性ですので、20倍に希釈して使います。よって、5ml(5cc)の水と混ぜてフィーディングニードルを使用して投与します。
飲料水に混ぜて使用する場合は、夏場ですと水1リットルあたり25ppm(バイコックス2.5%溶液1mlに相当)、また水をあまり飲まない冬場ですと1リットルあたり75ppm(バイコックス2.5%溶液3mlに相当)を2日連続投与
※重症の場合は5日後に治療を繰り返します。また、治療後はマルチビタミンを投与する必要があります。
薬用の飲料水は24時間ごとに新鮮な薬水を作る必要があります。(作り置きは出来ません)
バイコックスはアルカリ溶液ですので、製品を取り扱うときは、キッチン手袋等を着用して皮膚や目に付着した場合はすぐに水で洗い流してください。
バイコックスと同じトルトラズリルを有効成分としているプロコックスという製品があります。犬用ですが、ニワトリにも使用されているようです。
我が家の場合、口の中に2~3滴滴下しています。(適当^^;)
プロコックス(ProcoxOralSuspension)犬用

バイコックス
注意事項
●サルファ剤(ダイメトン散等)との併用使用をしてはいけません。
●バイコックスを投与した肉や卵は食べてはいけません。
※休薬期間はおおよそ30日間のようです。
鶏の健康を守るため、飼育過程ではワクチンや抗生物質・合成抗菌剤を与えますが、これらは出荷前(食肉や採卵)の●●日間は休薬期間を設けるよう義務付けられています。
鶏コクシジウムの治療と予防 | 水鳥や雉類の飼い方や知識
コクシジウムの駆除にバイコックスが使われています。牛用と豚用がありますが、成分は変わりません。日本は100mlで発売されており、海外は250mlで発売されています。いづれも成分はトルトラズリルです。このバイコックスの特徴は1回の投与でコクシ
トルトラズリル(バイコックス)の概要詳細
トルトラズリル(バイコックス)はコクシジウム感染症の治療に使用される抗原虫薬です。
トルトラズリルおよびその主要代謝物ポナズリルは、アイメリア、イソスポラ、ヘパトゾーン、トキソプラズマ、サルコシスチス、ネオスポラなどのアピコンプレクサ属の数種の属に対して活性を有するトリアジントリオン抗原虫化合物です。
コクシジウム症、イソスポーラ症、トキソプラズマ症、ヘパトゾーン症(犬で)、ネオスポラ症、回虫感染症、馬原虫性髄膜脳炎(EPM)(馬で)の治療に広く用いられています。
ポナズリルは、米国で使用が承認された最初の形態の薬剤であり、経口ペーストとして入手可能であり、馬のEPMの治療に使用するために販売されています。
トルトラズリルは米国以外では、家禽の飲料水用溶液(Baycoxソリューション2.5%および10%)および経口懸濁液(Baycox 2.5%および5%懸濁液)として入手可能です。
用法・用量
飲料水中のトルトラズリル(7mg/kg)の2日間投与は、家禽の腸コクシジウム症の治療に十分です。