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アングロ・ノルマン(Anglo-norman)

アングロ・ノルマン ウマ(馬)

アングロ・ノルマン
 
 
原産地はフランス北西部のノルマンディー地方。分類上は、半血種、中間種、輓馬、乗馬です。原産地は地味肥沃の農業地帯で、良質の牧草を生産し、気候もよく、産馬適地です。
 
 
この地方に古くから、大格のノルマン・ウマがいましたが、これに18世紀末から19世紀初にかけて、サラブレッドおよびノーフォーク・トロッター(ハックニーともいう)を交配し、選抜して改良を進めました。
 
 
初めは速歩能力の高い輓馬の作出が目標でしたが、その後、時代の経過とともに、色々な体型と能力のものが要求され、同じアングロ・ノルマンでも、現在、4つのタイプに分かれています。
 
 
第1のものは、カロシエ(Carrocier)タイプのもので、雄大な体格を持ち、歩様の潤大軽快なもの、近年このタイプは次第に減少している。
 
 
第2のものはセル(Selle)タイプで乗馬型のもの、毛色は鹿毛が多い。体高、155~165cmです。
 
 
第3のものは、コップ(Cop)タイプで、農用輓馬として改良されたもので、体積豊かで肢の管が太く、いわゆる骨太のもの。
 
 
第4のものは、トロッツール(Trotteure)タイプで、速歩競走馬として改良されたものです。
 
 
1925年以降、能力標準を設け、能力向上のため、能力本位の登録が行われ、改良が進められています。
 
 

アングロ・ノルマンの外観

 
 
往時のものは、毛色は鹿毛、体高170~180cm、頭がいくぶん重く、頸短く、後軀の筋肉のよく発達し、肢が一般に短めで、速歩に巧なものでした。
 
 
しかし近年、前述の4型が生じ、その体型も型により、いささか違ってきました。
 
 

能力

 
 
速歩競馬では能力は高い。ことにトロッツールタイプは、そのために作出されたもので好評です。また、持久力も大です。コップタイプのものの農用能力も高い。
 
 

分布

 
 
フランス以外、各国に導入されました。本邦にも明治31年(1898)、岩手県に初めて輸入され、その後、明治39年(1906)以来、雌雄ともに輸入されています。
 
 
大正12年(1923)以後は雌の輸入はやめたが、雄の輸入はその後も続きました。すなわち本邦の馬政計画実施以来、関係のある馬で、改良に貢献しています。
 
 
第二次大戦の戦後ふたたび輸入しましたが、原産地に適格馬がえられなくなったので、やめました。しかし、全国的にその血液により改良実績を残した点では他に類を見ないものです。
 
 
輸入されたものは、セルタイプとコップタイプが主で、昭和に入ってからほとんどコップタイプのみです。また、トロッツールタイプのものは輸入されていません。

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