クルーズトリパノソーマ:(Trypanosoma(Schizotrypanum)cruzi)
ヒトのシャーガス病の病原体です。虫体には3型があります。アマスティゴート(amastigote、無鞭毛型、リーシュマニア型)が球形ないし卵円形で、直径2~4㎛で鞭毛は無いか、または非常に短い遊離鞭毛があり、哺乳動物の組織に寄生します。
エピマスティゴート(epimastigote.上鞭毛型、クリチジア型)は細長く、長さ約20㎛、1本の遊離鞭毛があり、媒介昆虫のサシガメの腸内にみられます。
トリポマスティゴート(trypomastigote、トリパノソーマ型)は哺乳類の血中にみられ、細長く、長さ約20㎛、1本の遊離鞭毛と波動膜があります。
分布は広く、アメリカとメキシコとの国境以南の西半球諸国にみられ、特にブラジル、アルゼンチン、ベネズエラにおおい。
宿主範囲も広く、犬、猫、モルモット、オポッサム、キツネ、フェレット、リス、アルマジロ、アリクイ、ヤマアラシ、ラット、マウス、コウモリです。
なおアジア南部のサルからも報告されています。
クルーズトリパノソーマ ~ 媒介昆虫のサシガメの腸内にみられる
肉質鞭毛虫類
