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蟯虫症(症状・予防) ~ 寄生馬は舎壁や馬栓棒など器物に尾根部を擦り付け、また臀部を噛む動作がみられる

蟯虫症(症状・予防) 線虫類

 
 
馬蟯虫症は舎内飼育馬にみられる疾患であり、一般に激しい症状をみることはありません。重度寄生の場合は、大腸寄生の虫体による病害から、腹部不快など漠然とした症状はあるのでしょうが、明らかではない。
 
 
症状は、雌虫が産卵に際して会陰部の皮膚をはい回る不快感と、会陰部皮膚に産出された虫卵を含んだゲラチン様物質の刺激による掻痒症です。
 
 
寄生馬は舎壁や馬栓棒など器物に尾根部を擦り付け、また臀部を噛む動作がみられます。そのために尾根部には尾毛の脱落と皮膚炎が生じます。
 
 
病馬の肛門直下には虫卵の集塊である帯黄白色の紐状被覆物がみられる。まれには馬蟯虫が膣や子宮にまで迷入して流産した症例があります。
 
 
胎生蟯虫は宿主の盲腸、結腸内で増殖するため通常、盲腸、結腸の寄生数は多いが病害はみられません。
 
 
ヒトの蟯虫は盲腸に寄生し、ときに虫垂内にもみられますが、虫垂炎との直接的関係は認められない場合がおおい。無症状に経過する場合も多いが、雌虫の産卵に伴う肛門部の掻痒感がふつうであり、時に虫体の迷入による膣炎もみられます。
 
 

蟯虫症の症状

 
 
産出された卵塊は馬体からはがれ落ちて、飲水、餌、寝わらを汚染し、動物がそれらを嚥下して感染するので寄生馬の検出と、それらの駆虫を行います。
 
 
また、虫卵は湿った条件では数週間生存しますが、乾燥状態では約半日で死滅するので、厩舎内や寝わらは常に乾燥させ、衛生状態維持に留意します。

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