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骨折(Fracture) ~ 骨折の原因について

骨折(Fracture) ~ 骨折の原因について 骨折

 
 
骨折は、骨の堅牢性(hardness)と弾力性(elasticity)の限界をこえる力が作用しておこる骨の損傷で、骨の完全もしくは不完全な離断です。
 
 
外力に対する骨の抵抗力は、家畜の種類、用役、年齢、骨の種類と部位、骨の疾患・栄養障害の有無などによって差があり、また外力自体にも質的・量的に相違があるため、骨折の発生とその状況は非常に多用です。
 
 
したがって、獣医師は各症例ごとにそれぞれことなった問題に直面します。
 
 
運動性に富む馬には四肢に骨折の発生が多く、また交通事故などに起因して犬にしばしば骨折をみますが、幼若な牛、豚にもめずらしくありません。
 
 

骨折の原因について

 
 
正常な骨に発生する骨折の大多数は、打撲、衝突、転倒、墜落、輪轢、咬む、蹴るなどの外力に起因する外傷性骨折(traumatic fracture)です。
 
 
これに対して、骨の抵抗力が病的に減弱して、正常な骨ならば、骨折がおこらない程度の弱い外力(時にはごくわずかな外力)によっておこる骨折は、病的骨折または特発性骨折(pathological or spontaneous fracture)と呼ばれますが、その原因としては、先天性骨形成不全、骨腫瘍、骨嚢胞、化膿性骨髄炎、骨の栄養障害などがあげられます。
 
 
病的骨折が全身の方々の骨に同時に発生する場合は、全身性の骨疾患の存在を示しています。
 
 
また骨に、軽微な外傷または過度の荷重が、くりかえし加えられる時には、疲労骨折(fatigue fracture)がおこることがあります。
 
 
犬の橈骨骨折に対する固定包帯が十分堅固でない場合に、尺骨に疲労骨折が生ずることがあり、また馬の種子骨骨折には長期の激しい運動に起因する疲労骨折が多いと考えられます。

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