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モンゼット TUZ(毒物)

鉱物毒中毒 家畜中毒

 
 

モンゼット

 
 
殺菌剤でUrbacidの他チウラム剤、ジラムなど3種の薬剤を混合したものですが、Urbacid(methyl arsine dithiocarbamate)は砒素を含みます。
 
 

水和剤

 

Urbacidを20%含み、2500~3000倍液を用いる。

 
 

粉剤

 

同様U.を0.6%含み紅色に著色してあります。

 
 
砒素に就いて毒物学上注意すべき点は、鉱物毒であり生体に対しては物質代謝毒であり、一種の色素毒でもあり、また科学上次のような性質を有することです。
 
 
(1)砒素鏡 砒素の証明に対する最良の方法で、砒素化合物中の砒素は発生機の水素に逢い砒化水素を生じ、これに酸素を遮断して紅熾熱を加えると金属砒素を析出し碍子管の冷却部に光輝のある褐黒色の沈着物を生じます。これを砒素鏡と言います。
 
 
ニンニク様臭気、灰白色の小顆粒あるいは金属砒素は、小硝子管中で熱するとニンニク様の臭気を放ちながら砒素鏡を生じます。
 
 
(2)砒素の塩酸酸性溶液に硫化水素を通ずると三硫化砒素As₂S₃または五硫化砒素As₂S₅となり黄色硫化物の沈澱を生じます。
 
 
(3)砒素はアルカリと化合すれば水に溶解し易い化合体となりますが、金属と化合したものはこれに反し水に不溶解であつて、この理由から鉄を砒素中毒の解毒薬とします。
 
 
更に砒素は生体の各部に固着存在し、殊に胃腸粘膜に小顆粒状の実質のまま(亜砒酸)発見されあるいは臓器中肝腎に沈積して、死体は数年を経るも尚これを証明し得ること竝に乳汁中に移行してそれによる中毒の因をなすことで、乳肉を提供する家畜に就いては公衆衛生上極めて重大な意義を有します。

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